その目撃者、わずか24人。
衝撃の代表作、リメイクされ復活。
「神の左手」2014年7月に初めて上演された演目です。
「恋がしたくなった」
「早く帰って旦那の事抱きしめてあげたい」
「なんだかわかんないけど滅茶苦茶スッキリした」
「いろいろつらかったけど、救われた」
以降のキコ/qui-co.作品で多く頂くことになる感想は、この「神の左手」から始まりました。
作品の評価とは相反し、幻の公演とも呼ばれております。
24人というのは初日の動員数。トータル動員は182名。
その目撃者の少なさと公演記録がほとんど残っていない事から口伝えでのみこの評判が伝えられていった経緯もあり、
(半分は不本意ながら)伝説となっている公演です。
思い当たるフシと言えば「宣伝を一切しないでやってみよう」というまったくもって謎の実験をしたことです。
その実験はもちろん大失敗。どうしてそんな事を思いついてしかもやってしまったのかさえ思い出せません。
変な事をしてしまって申し訳ありませんでした。
極端な動員数の少なさに関わらず「神の左手」は
「衝撃的だった」
と言われています。(ホラじゃありません)
あれから3年。
再演のリクエストの多くの熱に絆され、この企画が立ち上がりました。
世界情勢も変わり、表現技術も進歩しました。
「神の左手」、リメイク。自らの伝説に挑戦します。
何の変哲もないくせに、他に類を見ないハードボイルド青春会話劇。
何が衝撃的なのか自分たちでもよくわからないままですが、衝撃の作り方は知っています。
衝撃的な演劇で、ふんづまった世界を救いたい。そんな所存です。
公演詳細、ご予約はこちら(別タブで開きます)
9th conversation「神の左手:coda」
■戯曲/演出/構成
小栗剛(qui-co.)
■出演
佐藤健士
東澤有香
小栗剛(以上、qui-co.)
百花亜希(DULL-COLORED POP)
鶴町憲
川上憲心(劇団風情)
春名風花(プロダクション・エース)
家田三成
川船敏伸(アイリンク株式会社)
太田旭紀
山田奈々子(ECHOES)
■スタッフ
演出助手:渡辺祐太、宮藤仁奈
舞台監督:吉倉優喜
照明:松本 永( eimatsumoto Co.Ltd. )
音響:杉山碧(La Sens)
舞台美術:平山正太郎(Centreline Associates)
当日制作:黒田哲平(voyantroupe)
メインテーマ曲:「Lyra」by エリカ(エチカ/BLASH)
制作:サリバン・レコード
■協力
アイリンク株式会社、ECHOES、高橋正人、DULL-COLORED POP、プロダクション・エース
期間限定!
本公演を記念して、過去上演作品の中でも根強い人気を誇る、
7th fragment「平日の天使、その他の短編」より、
「平日の天使」
「サンダルウッド」
「ミートソース・グラヴィティ」
「赤猫の舌」
これらの冒頭部分を公開中!
「平日の天使」
「サンダルウッド」
「ミートソース・グラヴィティ」
「赤猫の舌」
こちらのフルバージョンは、観劇三昧さんの方で公開されています。
観劇三昧
さらに、今年8月に三軒茶屋グレープフルーツムーンで上演された、
「芝居 × 歌」で新たにつむぐキコ版「銀河鉄道の夜」
キコ/qui-co.と音楽ユニットBLASHによる「Water」
こちらも期間限定ですが、全編公開しております。
「Water」
この機会に是非とも、キコの世界を体験してください。