小栗 剛(オグリ ツヨシ)
10代で小説家を志し上京後、ミュージシャン等様々な芸術表現活動を経て2010年より自身のアーティストプラットフォームとして「qui-co.」を始動。
現在は脚本家、演出家、俳優、詩人として活動中。
同ユニットにおけるアートワークとプロデュースを通じ公演のトータルデザインを行うほか、大手芸能事務所主導の公演や他劇団、TVドラマ、MVへの脚本提供も行っている。
佐藤佐吉演劇祭2010「ウラの目と銀杏の村」にてゴールデンフォックス賞受賞。
2013年には東京グローブ座、ジャニーズ事務所主導の舞台作品「ストレンジ・フルーツ」(主演・増田貴久)に脚本提供および俳優として参加。
かつて遊郭で働く遊女達は、お客を満足させる事を“ぶち殺す”と言っていました。
これはつまり、魂が浄化したと感じる程のサービスを目指す彼女達の心意気と誇りを表すものです。
作品を鑑賞した後、例えば劇場を出て外の空気を吸った時などに生まれ変わったような気分になってもらいたい。そのような願いを込めて作品作りのモットーとしております。
端的に言えば「ガツンと泣かせる作品」が特徴です。決して「御涙頂戴」と遜るのでなく、しっかりと衝撃を与えて「心の芯から泣かす」そのために心血を注いでいます。
例えば、愉快で笑いどころのあるコント的面白さの序盤から抜き差しならないシリアスな世界の残酷さを感じる中盤、これでもかと容赦無く浴びせる切なさのクライマックスと鮮やかな幕切れ。
自分が数々の舞台や映画や音楽に“ぶち殺”してもらった後に見た夕焼けは黄金でした。あの景色を提供するサービス。
そのような夢に邁進しております。
■ 劇作(長編)※@以降は上演劇場
【2006】
「酸素」@池袋シアターグリーン ベースシアター
【2007】
「EXPO’85」@大塚萬劇場
「まるで算数を知らないこどもたち」@中野ウェストエンドスタジオ
【2008】
「その夏、13月」@新宿サンモールスタジオ
「アキストゼネコ」@中野ウェストエンドスタジオ
【2009】
「愛妻は荒野を目指す」@池袋シアターグリーン Box in Box
【2010】
「はなよめのまち」@王子小劇場
「カナリアの心臓」@神楽坂ディープラッツ
「ウラの目と銀杏の村」@王子小劇場
【2011】
「Live forever」@板橋 スタジオSAI
【2013】
「ストレンジ・フルーツ」@東京グローブ座 (出演:増田貴久、南沢奈央など)
【2014】
「神の左手」@代々木上原ITO.M.STUDIO
【2015】
「おつきさまがついてくる」@西荻窪
「ドリームランド」@新宿雑遊
【2016】
「ラット13」@阿佐ヶ谷ザムザ
「water」@石巻IRORI
「平日の天使」@代々木上原ITO.M.STUDIO
【2017】
「Lullaby」@阿佐ヶ谷ザムザ
「the phantom cowboy」@スタジオ空洞
「神の左手:coda」@新宿サンモールスタジオ
【2018】
「鉄とリボン」@座・高円寺
「the rat 13-11」@下北沢駅前劇場
「十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン」@下北沢駅前劇場
【2019】
「アイラブユー」@王子小劇場
【2020】
「デッド・ストック・トーキョー」@下北沢駅前劇場
■ 劇作(短編)※@以降は上演劇場
【2011】
「神さまのけだものと悪魔のけだもの」@渋谷ギャラリー le deco
「谷賢一幼少期 地獄変」@ 池袋シアターグリーン Box in Box
【2012】
「私が赤鬼になっても」@下北沢駅前劇場
「赤猫の舌」@渋谷glad
【2014】
「サンダルウッド」@石巻blue resistance
【2015】
「ミートソース・グラヴィティ」@代々木上原ITO.M.STUDIO
■脚本原案
【2011】
ドリルチョコレート×キコ 「世田谷童貞機構」@新宿サンモールスタジオ
■詩作提供
【2012】
ミナモザ公演「国民の生活」@新宿雑遊
「お前が好きな動物を」「ハレルヤ」の二編を寄稿
■出演
【2009】
DULL COLORED POP 「proof/証明(作:デヴィッド・オーバーン/訳:谷賢一)」ハル役
DULL COLORED POP 再演「proof/証明(作:デヴィッド・オーバーン/訳:谷賢一)」ハル役
【2010】
キコ/qui-co.「はなよめのまち」農夫A役
キコ/qui-co.「カナリアの心臓」関口剛役
キコ/qui-co.「ウラの目と銀杏の村」ヨモギ役
【2011】
ドリルチョコレート×キコ 「世田谷童貞機構(作:櫻井智也)」コバヤシ役
キコ/qui-co.「Live forever」久地楽役
【2012】
ドリルチョコレート×キコ 再演「世田谷童貞機構(作:櫻井智也)」コバヤシ役
千賀ゆう子企画 「リーディング企画『方丈の海(作・石川裕人)』」興行師役
青☆組 「青色文庫(作・吉田小夏)」文士役→太宰治をモデルとしたもの
Theatre Polyphonic 「「結婚披露宴会場で演じられる『三人姉妹』」 トゥーゼンバフ役
趣向「中也論 よごれたかなしみ」(出演)中原中也役
【2013】
東京グローブ座公演「ストレンジ・フルーツ」エビサワ役
MCR「栄え」コバヤシ役
【2014】
Theatre Polyphonic「燕のいる駅」高島役
キコ/qui-co.「サンダルウッド」ヒロシ役
キコ/qui-co.「バタフライ」ケイゾウ役
【2016】
キコ/qui-co.「ラット13」ハルヒコ役
キコ/qui-co.「water」先生役
【2017】
キコ/qui-co.「Lullaby」農夫也役
キコ/qui-co.「神の左手:coda」社長役
【2018】
キコ/qui-co.「十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン」若松役
【2020】
キコ/qui-co.「デッド・ストック・トーキョー」犀星役
■テレビ脚本
【2010】
TOKYOMX/TVK 『偉人の来る部屋』 #5「紫式部」 演出:片岡K
出演:片桐仁(ラーメンズ)、野波麻帆 、荒井萌
☆plofile☆
趣味:
鬼散歩、自転車、料理、掃除
特技:
ギター、エアコン分解
映画:
フィッシャーキング、すばらしき世界、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、ビッグフィッシュ、ミッドサマー、スタンドバイミー、ネヴァーエンディングストーリー、リリィ・シュシュのすべて、大林宣彦作品全般
音楽:
NUMBER GIRL、LOSTAGE、Salyu、青葉市子、Erika、American football、My bloody valentine、weezer、NAGABUCHI
漫画:
新沢基栄「3年奇面組」、大友克洋「AKIRA」、喜国雅彦「月光の囁き」、魚喃キリコ「blue」、山本直樹「ありがとう」、いがらしみきお「ぼのぼの」「sink」、堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」
テレビドラマ:
「北の国から」、「陸王」、「この愛に生きて」を初めとする野沢尚脚本作品たち、「カルテット」「anone」をはじめとする坂元裕二脚本作品たち
テレビ番組:
なりゆき街道、ザ・ノンフィクション、はじめてのおつかい
モットー:
一隅を照らす