佐藤 健士(サトウ タケシ)

佐藤 健士(サトウ タケシ)


1977年4月22日生まれ。
岩手県出身。俳優。小卒。

13歳時、柔道家の父親に本気の一本背負いを喰らい、受身を取れず親子喧嘩に敗北。父への復讐を誓い、武者修行のため来日。海路での密入国だったため、身を隠すのにうってつけのリアス式海岸がある岩手県から上陸。住み着く。
人間が信じられず、日本語もほとんど話せない状態だったが、マサヒコという少年と心を通わせ人間性を育む。岩手弁を会得する。
薄着だったため、暖をとる為に徐々に南下。
17歳時、明大前の駅でバンドをやってる女に「君、ジム・モリソンに似てるね」と声を掛けられ、ほいほい着いて行きメシを喰わせて貰い、そのまま東京に住み着く。武田鉄矢を見て俳優の道に。
その後、紆余曲折あり小栗と出会い、友達になる。
以降、ほとんどの小栗作品に出演。
キコ/qui-co.には始動時から参加。

「味のある俳優」
とは、俳優の特徴を表現するにあたり、あまりにも凡庸な形容であろう。
しかし、佐藤を語るに付けやはりこの言葉が最たるものである。
むしろ佐藤だけが、「味のある俳優」である。
粗野な風貌と不敵な物腰、そして悪声。俳優として不利になるエレメントのみで構成された彼という素材は、なぜか、出鱈目な魅力に満ちている。
朴訥とした性根がそう見せるのか。
幼少期にアマゾンで育ったせいもあるのだろう。たしかにジム・モリソンのような野性味があり、しかし詩的な知性を隠し持っているようだ。
彼が板の上に立つ時、猥雑で繊細な少年のにおいが漂う。
それはまるで70年代のロックンロールのような。